noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

嫉妬を禁じ得ない

(2022.10.6)

この前、テレビで「100分の1」という短い番組を見た。

(今ネットで調べてみたら出てこないので微妙に違うタイトルだったみたいだ。)

100人に一人しかやっていないことをしている人を取材して放送するミニコーナーらしい。

そこでは「育休を1年以上取る男性」を取り上げていた。

朝早くに起き、ご飯を作る。作り置きをしておく。

子どもを起こしてご飯を食べさせる。おむつをかえる。

伴侶さんに「行ってらっしゃい」と声をかけ見送る。

 

休みの日にはいい感じのベランダの屋上か何かでおしゃれなご飯を子どもと伴侶さんと一緒に食べている。ワイングラス片手に。

伴侶さんは「働かせてくれてありがとう」と男性に声をかけ、乾杯。

 

 

こんな光景を目にして、嫉妬を禁じ得なかった。

 

もっとこんな風景が当たり前にあったら。

私の元夫が、1年じゃなくて例え1日でも育休をとってくれていたら。

「君のお母さんはきっと女性が働いて家族を養う、みたいなのに抵抗あるだろうし」なんて言われなければ。

 

 

映像に写っている家の感じや身なりからして、なかなか裕福な家庭のようだった。

金銭の余裕と心の余裕は確かに比例している部分があると思う。

 

もっとこんな風景が、私の目の前に広がることは無理だったが、下の世代の子たちには当たり前にあってほしい。

「男性が1年育休とって家事育児の苦しみ楽しみを共にするなんて当たり前だよ」とみんなが言える未来のための一助をしたいものだ。