noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

超個人的なことを書け

(2022.9.5)

zineを作ろうと思っている。

先日とても素敵なイベントに参加して、そこでたくさんのzineを買った。

私も作りたくなった。

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でも、作る上で、詳細をもやかしてロマンチックな感じでまとめようかどうしようか悩んだ。

誰かのロマンチックな体験のzineを読むのは大好きだが、私はそれを作るタイプではないと思った。

残念なことかもしれないが、もっと泥臭くて、ねっとりしていて、どうしようもない。

これを書いてしまうといずれ日常生活にいつか支障をきたすかも、と思って長いこと躊躇していた・・・が。

 

書け、個人的なことを、書け、恥を晒しでも、

だって私は、

かくべき人だと自分で思うから

 

と、最近覚悟を決めました・・・。

 

***

 

 

せっかくした嫌な思いを、考えたことを、無に返すな、なかったことにするな、過ぎ去ればなかったことになった、

驚くほど同じような経験をするであろうこの国の女の子たち、特に私より若い子たちが嫌な経験をした時に、その話を聞いた時に、

「私もそういうことあったわ〜」なんて自分の話を被せてその子の話を聞かないようにしないためにも、今吐き出せ、内臓のやわらかいところを晒せ

 

***

zineのいいなと思うところは、拡散力があまりないところだ。

なくはないのだろうが、TwitterSNSに比べたら皆無と言っていいただろう。zineを買ってくれた人がインスタのストーリーや投稿にタグ付けして・・・とかはあるだろうけど、その人がレディーガガでもない限り爆発的には拡散されないだろうから大丈夫だと思っている。

 

超個人的なことを書くので、正直「どういう事情で買ってくれるのかわからないあらゆる性別の人に、とにかくたくさんの人に見てほしい!」とは思わない。

性自認が女性か、クエスチョニングの人に見てほしいかな・・・。かつ、性的な関係性の嫌悪感がそれほどない人の方が向いていると思う。

年齢は、基本的に何歳でもいいっちゃいいけど18歳くらいから40代くらいまでだろうか。それ以下の年齢だと少々性的な描写が多すぎる気がするし、それ以上だと非難されるだけで話が通じない年代という気がする。後者は偏見かもしれないが・・・。50代となると親世代になってくるので、どうしても「親に向けては書いてない」みたいな気持ちになる。

 

あと、イベントで売るなら、買おうか迷ってる人がサンプルを見て買うかどうしようか決められる。ちょっといいかな〜と思ったら全然買わなくてもいい。なんとなく目の前にいる私に遠慮して無理して買って、後で「しょーもないもの買っちゃったな」と思われる方が辛い。

安売りせずに、「この値段でも全然買う、ほしい」と思ってもらえる人の元に届いたらいいなあ。