noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

最近は「食」が楽しい

昔は食にあまり興味がなかったかもしれない。

 

小学生の頃は給食の時間が苦痛だったし、

親の作るご飯は食べられたけど、決まった時間にさあ食べなさい食べなさい!少し残ってるそれ食べちゃって!今日〇〇って言ってたのになんかいきなり違うメニューになってるなあでも作ってもらってるから文句言えないなあなんて思っているうちに、家で食べるご飯もあまり、、、楽しいイベントってほどじゃなくなってしまってしまった。

まだ親の保護下にあったとき、「料理作る」とか「手伝う」というと、「ええから勉強しとき」とか「自分のことやっとき」って言われるのに、親の機嫌が悪い時に「料理も手伝わへんし!こんなんでお母さんいなくなったらどうすんの!?やってけるの!?」とか言われたりして嫌になってしまったのもある。

外食もほとんどしたことがなかった。

「家で食べた方が安いから」というのが母の口癖だった。

 

 

でも最近は、自分で稼いだ金で食べたいものを買ったり、どこへでも外食したり(飲食店でバイトしているが、鍋を振ることができる料理人の人たちを尊敬している)、一人で焼肉食べながらビール飲んだり、作りたいなと思った料理を作ってみたり、こないだはパンを生地から作ってみたり、料理の漫画を読んでご飯への興味が湧いたり、兄弟が楽しんでつくる料理がやたら美味し好きそうだなと思ったこともあって、食が好きになってきた。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、料理をしよう!となるのは1ヶ月に1回な気がする。

ひどい時は3ヶ月に1回かも。(盛りすぎかな。)

 

理由はいくつか考えられる。

まず、自炊するのも外食するのもあまりそこまで値段が変わらないから。

有機野菜を使ったり、ちょっとこだわったものを買ったりすると結構な値段がしたりする。

 

次に、作る量がいまいちコントロールできない。

冷凍の技術を取り入れたらもっと上手くできるのかもしれないが、今の所、作って、その日か次の日、もしくはその翌日くらいには食べ切るつもりで作っている。

 

例えば、豚汁を作るのにごぼうが3分の2本、とレシピに書かれていたとする。

でも私はその通り作ったとして、残りの3分の1を後でちゃんと使ってあげられる気がしない。なんせ料理をする気になるのは1ヶ月に1回だ。

大事にとっておくつもりで腐らせてしまうくらいなら、ここで使い切ってしまえとなる。

それを他の具材でも同様にしてしまう。

なので、結構とんでもない量の豚汁ができたりする。

 

第三に、自炊すると料理だけではすまない。

「皿洗い」「皿を用意する」「皿を下げる」などの作業も付随する。

これが結構めんどくさい。

元気と時間のある時ならまあまあいいが、普通に考えて、毎日仕事で疲れ切って帰ってきて、HPなんてほとんど残ってない中、構って構ってとまとわりつく子どもを相手しながら料理する→後片付けするなんてこと、毎日は私はできません。(断言)

世の中のお母様方偉すぎるよほんと。。。

 

そして第四に、家で料理すると母が横から色々うるさいことを言ってくるのが、本っっっとうに嫌なのだ。

 

こないだ、漫画「海が走るエンドロール」を読んでいて、主人公のうみ子さんが「お料理がストレス発散」と言っているのをみて尊く思った。

実用的だし、それいいなあ、なんかすごいなあと。

 

そして、ちょっとイライラすることがあった日に、「今日は私がグラタン作ります」とメッセージを母に送っておいた。

 

足りない具材を買い足そうと、仕事終わりに買い物していると、「なすはあります」「チーズは買いに行きます」と連絡が。なので具材を買い足すのはやめた。

でも帰って料理している時に「チーズはまだ買ってないねん」と。それならさっき私が買っとけばよかったなと。仲が良ければ、「今買い出しにきてるからチーズ買っとくよ!」とか言えたのだろうが、なるべく母と話したくない私はそれができず、結果ちょっとイラッとすることとなった。

こう言うのがいちいちイライラするから、この家では料理したくない。

 

あと、「それは2パックでいいやんな?」(私は3パック入れるつもりだった)とか、勝手に中途半端に手を出されて(ペンネを茹でるようにお湯を沸かしていたら「お湯沸かしてるで〜」とか言われたので、途中でもう一つ湯を沸かすのはやめたのだが、グラタンの材料に使うレトルトのボロネーゼを茹でるために結局湯は2つ必要やったやん、と後で気づき・・・みたいな)

 

本当に、こうして横からいちいち口出されるのが本当に嫌。

食材の残量をコントロールできないのも嫌だ。

(「その食材は〇〇を作るつもりで買ったのに〜」とか言われるの嫌)

 

 

なので家では料理したくなる日が少ない。

でも、「料理してもらっちゃってるなあ」という罪悪感や、「母親なのに子どもに手作りの料理をあまりにも作らなさすぎ?」とか思ったりはする。

 

 

引っ越しして、子どもと二人暮らしになったら、

土井善晴せんせのように「一汁一菜」を実践したいものだ。