noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

女の人生ハードモードすぎん?

(2019年11月7日にnoteにて公開した記事)

こんばんは。

運良く新卒就職→退社→可愛い赤ちゃんこんにちは な感じで今まできてる私が言うのもなんですが、女の人生ってハードモードすぎませんか…?

男性の皆さんも大変だと思います、勿論。

ラクしやがって!なんて思わないけど、でも、でも…あまりにも女の人生設計って難しすぎる気がして。

夫と結婚する前、働いていた会社はテレビの制作会社でした。映画監督を当時志していた私は、映画の現場に入るほどのガッツはもう持ち合わせていなかったものの、映像の業界に居ればいつか映画が撮れるのでは…と、水たまりよりも浅い考えで、唯一受かった映像制作会社であるそこに入りました。

やるからにはテッペン!と思い、やはりアシスタントディレクター(AD)では終わりたく無い!ディレクターになりたい!企画をバンバン作りたい!普通の人がディレクターになるのに5年かかるなら私は3年でなる!と豪語していました。(恥ずか死)

さてそこで計算してみました。

新入社員の時点で22歳。ADの期間が3年ほどあったとして、25歳にはディレクターになっていたい。でも、そうなると困るのは結婚(と言うより出産)。ディレクターになれたとして、なったばっかの頃は皆家に帰る時間もないくらい忙しいと聞く。そうこうして一人前のディレクターになれるのはやはり30歳くらいだろうか。

へっ!?もう30歳!?

そろそろ子どもが欲しいならちゃんと考えないと、自分の身体もガタがきてしまうのでは。不妊気味だとしたら、不妊治療に莫大なお金をかけないといけないかもしれないし、養子という手もあるのかもしれない。私の友人も、実は私養子なんだと教えてくれたし…養子縁組でも幸せな家庭は築けるはず……

運良く30の時に子どもを授かれたとしよう。それまで築いてきたキャリアに後ろ髪を引かれながら産休を取ったとする。でも、産休なんて子育てのほんのプロローグのプの字くらいでしかない…。復帰した時に、テレビドラマなどでよく聞く、「ごめんなさい子どもが急に熱を出して…」「ハァ〜〇〇さんまたぁ!?」というやりとりをする羽目になる…。

と、ここまで考えて思いました。

そんなに計画的になんでもかんでもうまく行くわけないよ!!!

それに、計画的にうまくいけたとしても壁多すぎないか!!!

女の人に結婚はまだか〜子どもはまだか〜2人目の子はいつだ〜次は男か〜女か〜などと無神経なことを平気で言う輩へ。

シャッタファックアップ。私より。

そろそろ30歳になるエマ・ワトソン女史は、自身が独身であることについて、「満ち足りています。」と言ったらしい。最高。

結婚が、出産が、子育てが、女の喜びだという考えは令和以前に置いておいで。

だって結婚・出産・子育てしてる私、

めっちゃ辛いんだもん!!!!!!!!

そりゃ楽しいこともたくさんあるけども!みんなが皆これを経験すべきとは絶対思えない。

みんなの人生それぞれその人のものなんだし、何やっても辛くなってしまう私からすると、みんな自分が楽しいように生きるのが絶対絶対大正解だと思う………  

マウント取ってくる奴がいたら、そいつは自分の恥部をこれ見よがしに披露してくるヤベー奴と思ってそっと心のミュートをかけような