noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

そして母になる(出産編)

(2019年11月9日にnoteにて公開した記事)

陣痛が痛過ぎて食べるつもりだったお昼ご飯を食べられなかった。

痛過ぎて耐えられず、雑誌の可愛い赤ちゃんの写真を見て、もうすぐこんな可愛い子に会える…!と念じてなんとか耐えました。

何が一番痛かったってサ…

内診?という、子宮口が何センチ開いたかというのをお医者さんや助産師さんが指を突っ込んで調べるやつです…陣痛の波がきてる、ただでさえ痛い時にグイッと指を突っ込まれ、グワッと子宮口を開かれる(ような感じ)

痛過ぎて涙を流しながら叫んでしまい、担当してくれた先生に「あ〜痛いよねえ!嫌だよねえ!じゃあ今度からしないようにしますね!」と言われ…。へ?やらないとかアリなの?と思っていたら再び内診のお時間。さっきの先生ではなく別の助産師さんが指を突っ込んで調べてくれましたとさ…。って内診やらないんじゃなくて先生が来ないよって意味かーーい!!

友人に教えてもらった「痛くない出産法」を実践してみましたが…いや痛い!!めちゃくちゃ痛いわ!!!!!たぶん、あの方法はしんじるこころを持つ清い人だけに効く方法だったのだな…。

夫と母が腰をさすったりテニスボールをおしりに押しつけて痛みを逃したりしてくれましたが、夫が押してた場所で合ってたのに、何故か母の熱血指導「そこじゃない!」が入り、位置がずれ、「違うさっきので合ってた!!!!!」と私がカチキレる地獄絵図…。

水分補給もしていたのですが、ずっと横になっていたせいか吐きそうになって途中から水分を取らなかったので喉はカラカラでした。

息を吐く時は細く長く吐く…がセオリーなのですが、またあの痛みが来る…怖い…!とパニックになってしまって浅い呼吸を繰り返してしまったりもしました。(こうなってしまうと結果余計痛い)

何が2番目に痛いかってサ…
この「いきみ逃し」失敗した時なんですよね……

インスタで出産漫画を読み漁るまで、
出産の過程において、赤ちゃんが出てくる瞬間、が一番痛いと思っていましたが違うんです…
人によって多少変わりますが赤ちゃんが出てくる瞬間ではない……

もう自分としてはすぐにいきんで赤ちゃんを出してしまいたい。

私「あとどれくらいでいきんでいいですか…!?」

助産師「じゃあ子宮口がどのくらい開いているか見てみましょうね〜」

ブスッ グワッ

いたァーーーーーーーー!!!!

助産師さん「うーんまだまだだからあと2、3時間くらいかな〜?」

は…?2、3時間…??
この、クソ痛い陣痛とクソクソ痛い内診にあと何回乗り越えろというの!?!?!?

もう嫌……と思い涙がツーとちょちょぎれた時、あの女性(母)が言い放ちました。

「しっかりし!やることやり!!」

う…ハァ!?!?こちとら死ぬほの痛いんじゃ!!!こんな時に松岡修造ばりの熱血持ち込んでくるんじゃねえええええ!!!

その時は何とか耐えたものの、その後も何回か松岡修造が現れたので耐え切れず修造にパンチを喰らわしてしまいました。

「うるさい!!!」の言葉とともに…。

なんかごちゃごちゃ言い出したので私が
「もう何にもやってくれなくていいですわ!!!」とカチキれ。

修造は「はーんほな好きにし〜」と冷戦モードに入りました。勘弁してくれまじで!!

先生に懇願しても赤ちゃんを出すタイミングを早めてはくれないし、夫は懸命に手伝ってくてるけど痛みは続くし、母は修造だし…

この状況を打破できるのは己のみ…!!と悟り、ひたすらいきみ逃しに集中することにしました。心の中に架空のろうそくを用意して、そのろうそくが10メートル先にある、と想像して、その火を消すつもりで長ーく細ーく吐き続ける……

どれだけ繰り返したかわからない頃、また地獄の内診をしてもらい……

「おめでとうございます!子宮口全開になりました!!」

や…やった〜涙
やっといきめる〜!!

「じゃあ分娩台に移動してください!」

え?横になっててもめちゃくちゃ痛いのに?立って?歩けと??

痛み地獄はまだ続くのでした、、、
あともう少しで会えるねベイビー…!!

続く