noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

黒歴史的服装〜ミント色のUNIQLOのフリース〜

(2019年11月26日にnoteにて公開)

最近文章の切れ味悪くね?となり、なんか…なんか気軽に口悪く語っても誰も傷つかないようなテーマなかったっけ…とぐるぐる考え、昔付き合った男の話でも書くか…と思ってやめた。

ファッションについて…おもむろに…語ります。

わたしは高校くらいまでほんっとうに……「ふぁっしょん」なるものに興味がなく……………いえ、もっと言うと、「ダサい服を着ている自分」に誇りを持ってさえいて……………長いことUNIQLOの「フリース」を延々着ていました…。しかもよくわかんねえミント色みたいな奴とか…イチゴミルクみたいな薄ピンクとか……ここは31アイスクリームか?という色のチョイスよ…。

その時は「ママにとってのいい子ちゃん」だった私は親に金をかけさせない・欲しがらない・ダサいことは美徳として生きてました。小学校の担任が見かねて「あなたはもっと可愛い服を着ればいいのにねえ」とわたしにも母にも言うほどに酷かった。えへ。

そんなわたしが変わらねばと思ったのは妹の一言でした…

「あいちゃんはオシャレというものを知らないッ!」

あ、あいちゃんというのは私のことなんですけれども…。その時初めて危機感を覚えたのでした。

中学の時好きになった、部活が一緒の男がいました。背は低いけど声が低いのが超ヨカッタ。なんか忘れたけど部活のみんなで遊ぼうみたいなイベントがあって、私服でその男を含む何人かで会うことになりました。

ダサい奴の怖いところは、自覚のないところです。鏡をみても、それがあまりイケてないことに永遠に気づけない…。

その日私が着て行ったものといえば、めっちゃあせた紺色?のTシャツ(アロハって書いてあった)と、ジーパン。イメージとしては確か土屋アンナだった気がする…。彼女が雑誌で「Tシャツにジーパン、みたいなのを着るのが一番好きなんだよねえ」と言ってたのが頭でこだましていた覚えがある。

Tシャツにデニムでカッコいい人というのはな、ほんとうにカッコいい人なのじゃよ……お前さんは、土屋アンナではなかろうもん…曇りだらけのまなこを擦って鏡の中の自分をよーく見るのじゃ…。

とにかく、部屋着かそれ?みたいな服をオシャレと思い込み近所のデパート的な待ち合わせ場所に行きました。

集まる他の部員たち。いつもの制服とは違う装い。極め付けは、普段パッとしない感じ(失礼)だった女子部員が、えらい可愛いカッコをして待ち合わせ場所に現れたのです。ミニスカート、ヒール、なんか可愛いカバン…。

わ、可愛い!おしゃれ〜!今日気合い入ってるね!などと声をかける部員たち。

そこで初めて気づくのです。

「あれ、私の服あんまり良くなくない…?」

ファッションについては根が深いので続きます