noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

zine制作奮闘記①

(2022.9.13)

zineを制作しよう、11月か12月に行われるイベントで売ろう、と思っている。

美大時代は恥ずかしながら、やらなきゃいけないことを後回しにして、締め切りが近づいてから涙目で作業、みたいなことも多かった。

それでもなんとかやっていけた(のか・・・?)のは、当時私が独身で、面倒を見なきゃいけない家族もおらず、自分のためだけに時間を使える人だったからだ。

しかし今はそうはいかない。イベントが11月であると仮定して、早め早めに少しずつ行動していかないと間に合わない。

なんせ子どもがいるし、一日の中の私が使える自由時間はとても短いし、たとえ自由時間が6時間あったとしても、私の集中力が続く時間が6時間ぶっ続けであることはほとんどないだろう。

自分から、そのイベントの主催者に「次があれば私もzineを出す側にまわりたいです!」などと言ったのだから、直前になって「やっぱり間に合わなくて・・・すみません」なんて言って失望させたくない。

1日数分でも作っていこうと思った。

 

せっかくなのでその流れを記録しておこうと思う。

 

 

 

9月10日

印刷所を調べる。印刷代を調べたりする。

何ページでどういう加工をすると、いくらくらいかかるのか、いくつかの印刷所を検索した。

ちょっとこだわりたいと思っているので、安さを売りにしているところよりアートっぽいところにしたいと思っていた。

・・・が。

 

た、た、たっけ〜・・・!!!

1冊あたり、安くても千円くらいかかる。

ちょっとエンボスかけたりとか、リングとじにしたりとかすると1冊二千円とかになった。

 

先日のイベントで買ったzineはどれも千円くらいだったが、それじゃ制作費にしかならないのでは・・・!?

でもみんながそこまで無理して赤字で作っているとは思えない・・・コンビニや自宅のプリンターで作っているのかもしれない。

みんなどうやって価格設定しているんだろう。

 

 

9月11日

Adobe InDesignをインストールした。

7日間の無料使用期間の後、月々三千円弱払う。かなり悩んだが、今後zineの制作は増えそうだし、PowerPointを契約するにしても同じくらいかかるということが調べてわかったので、もう、最初から欲しいものと契約することにした。

 

一気に、メモ帳に書き殴っていた内容を打ち込んでいく。

初めは操作に手間取る。わからないことは本を買うのではなくいちいちネットで調べる。大まかな全体像が見えてくる。何ページくらい必要か、とか。

 

紙にプリントアウトしてみた。

ブックレットのデータで両面印刷できたのは良かったが、プリンタか何かの設定が間違ったままで、裏面の印刷が上下逆になってしまった

でもとりあえずこれで、

*紙にするとこれくらいの重さ、厚みになる
*文字の大きさ、実物で見るとこれくらいかあ

ということがわかった。

その紙に、ここをもっとこうしたいとか、ここにこの文章を追加しよう、などとお気に入りの4色ペンで書き込んでいく。

 

9月12日

手書きで書き込んだ内容を元に、InDesignに打ち込んでいく。

また印刷。

(なかなか印刷できなくて、なぜ!?とイライラしたが、自分の部屋とプリンタが置いてる部屋にあるWi-Fiが別のものを繋いでいたので、できなかったらしい。)

また、両面印刷の裏面が上下逆になってしまっているが、致し方なし。とにかく回数を重ねていこう。

両面印刷の裏面が逆になってしまう原因を、幾つものサイトで調べたが、プリンターの「とじ方向」の設定にあるようだった。

「長辺とじ」になっているので逆になる。

「短辺とじ」に変更したいがなんかできない・・・・と昨日からジタバタしてたけど、最終的にはInDesignの印刷画面から、「プリンター」というところを選び、そこからプリンタの詳細設定に飛ぶことができ、無事、ちゃんとした両面印刷にすることができた。

 

もう少し見出しの文字を小さくしよう、とか、ここにイラストを挿入して、とか、どんどん詰めていく。

そんなにめちゃくちゃ凝ってる作りってわけじゃないのに、作るには手間暇かかるなあ。でも楽しいなあ。

 

イラストメインのzineじゃないので、もう自分で印刷も製本もしてしまおうかと思ったが、80pに及ぶものになったので、これだと「中綴じ本」をするには適さないことがわかった。

中綴じ本は最大40p?くらいまでが限界って読んだ気がする。

強度が保てないとのことだ。

あと、枚数が多くなるので重ねた時に内側の紙の端っこがはみ出てしまうので裁断しないと綺麗に仕上がらなかったりする。

 

ページ数の多いものなら無線とじにしたほうが良さそうだった。

しかし無線とじは自分でやると、中綴じと違い「ホチキスでパチン!」だけとはいかなそうだった。

道具も買ったりしないとかもしれないし、それなら業者に頼んだほうがいいかもと。

ちなみにここに頼もうかと思っている。

余裕持ってデータ入稿と印刷、配送を待てるのなら1冊あたり733円でいけそうだ。

もしかしたらページ数を少し削ることができるかもなので、そうすると710円くらいに抑えられる。

・・・利益200円くらいしかないけど、900円くらいで売るか・・・?と悩んでいる。

正直、私のzineを1000円以上でも買いたいと思ってくれる人がいるのかわからない。でもかなり頑張って作っているし、愛おしいので安売りするのは自分に失礼だとも思う。それに、安さで買う人たちなら800円でも買わないんじゃないかと思ったり。

さっきの印刷所は1冊単位で注文できるから、弱気めに、サンプル含めて6冊とかだけ発注すれば、在庫抱えたとしてもそんなに痛くないかも。

もしそれで、会場で売り切れとかなったら追加発注してネットで売るとかでいいか。とにかくお金のことでは無理しないようにしよう・・・。

(過去にもzineを作ったことがあり、在庫抱えた経験とてもある。。。)