noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

わたし的ファッション黎明期〜300均のベレー帽〜

(2019年11月27日にnoteにて公開した記事)

 

やっと自分のダサさに「もしや…」と気づき始めた中学生のわたし。しかし容易にはその現実を認めたくないのか、心の中のバカボンのパパが「これでいいのだ」と言っていた…そう、人は変化を嫌うもの…変わるというのは勇気が要るの…

結局中学時代は制服というのを隠れ蓑に、いや、ほんとは制服を着てても溢れ出んばかりのダサさを持ち合わせていたのだが、とにかくこれといったおしゃれもしないまますぎて行った。

ところで私の高校時代は親から出されていたバイト禁止令(「学生の本文は学業やろ!何考えとんの!」)により、親から与えてもらうお小遣いのみで成り立っていた。ちなみに月三千円。

記憶に残っている中で初めて自分のお金で買った服は、Right-onで売ってたミッキーのシルエットのTシャツ…。緑でぴちぴちのサイズ感だった。いや、あいつに罪はない。人を憎んで服を憎まず。

限られたお小遣いの中でファッションも勉強したい…!と思ったわたしが出会ったのは300円均一ショップ、ミカヅキモモコ。ここで紫、茶(ファーっぽい)、白、黒(スタッズ付き)のベレー帽を買った覚えがある。安くやりくりしたのが偉いと母に褒められた。安いからと言って何種類も買ったベレー帽だが、結局は使いやすい茶色のファーのものばかり使っていた気がする。安易にカラーバリエーションを揃えてはいけないという初の教訓だった。

ベレー棒は割と長いこと気に入っていて、美大受験の予備校にも被って行っていた。講師のおじいちゃん先生に「手塚治虫帽」と呼ばれた。

続く。

おまけ

そういえば「おしゃれって楽しいのかもしれない」と思ったのは図書館で借りた、イラストレーター のおおたうにさんの本だった気がする。「乙女の教科書」とかめっちゃ読み込んだ。