noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

super fuckin christmas 1

まったく奴(元夫)のせいで、せっかく楽しいクリスマスを過ごしていたのに、夜中に一転、super fuckin christmasになってしまった。

 

日中に楽しい思いを目一杯していなかったら私や子供が死んでいたか、もしくは元夫を刺していたんじゃないかと思われるくらい気持ちが荒れた。

(そうなったらsuper fuckin christmas からの bloody christmasだね)

楽しい思いをするのって、大事だね。

 

 

また後でも書くことがあるかもしれないが、

私は昔から(・・・いや、正しく言えば大学生くらいから・・・?)

自分が化け物のようになる瞬間を何度か感じたことがある。

(時期によっては、何度も。)

 

感情が爆発してしまい、荒っぽい行動に出てしまう。

グループで歩いていたのに、一人で走り出してしまわずにはいられない。

とか。

 

それに至るまでには長いこと、少しずつ、「言葉にできないモヤモヤ」が溜まっていったからという経緯があるのだが、爆発させてしまうとそれらの経緯は矮小化され、私の爆発のみが取り沙汰されてしまう。

 

 

時(と場面)を戻そう(ぺこぱ)、

今話してるのはクリスマスの深夜、元夫の家。

子供を挟んで横になっている。

 

ここで爆発させてしまうとよくない、と思った。

だからまず、楽しそうに新恋人の話を始める元夫に、さっきはショック隠しのための「おめでとう」を言ったわけだけど、

まずしっかり水を差そうと思った。

 

「まあでもムカつくよ。

私は今までもこれからも子供の人生を背負って生きていかなきゃいけないのに、片や男親はもう新しい相手って・・・」

 

とこのあたりで泣けてしまった。

やっと気まずそうに「うん・・・」と言う元夫。

 

「仕事の人?」と聞くと、

「仕事の人ではない」

「・・・・」

「・・・・」

「あーーーもういい、ムカつくから聞きたくない」

と会話を終わらせる。

 

とりあえずもう今日は疲れたし寝よう、と奴に背を向けて寝たのだが、

当然、眠れない。

いろんなことが頭を駆け巡る。

 

え、いつから?

どこで出会った?

年下なんだろうな〜???

ていうかこの家きたことあるのかな?

ていうことはこのベッドで寝たことあるかもしれない??

 

クソ・・・だの、はあ〜〜〜だの、負の吐息が止まらない。

私の中の化け物がむくむくと膨らんでいくのを感じる。

 

 

むかつきが治らず、黙って服を着込んで家を飛び出した。

出がけに

「クソッ!!!!!死ねや!!!!!!!!」

と深夜の住宅街に響き渡る声で毒づきながらドアを閉めた。

 

***

 

歩いている間も「クソっ」と言う独り言が止まらない。

きっと怖い、やばい奴に見えていただろう。

でも夜中一人で女がで歩くなら、怖いやつって思われたほうがいくらか安全だろう。

 

これからどこへ行こうか。

家に帰りたくない。

でも本当は疲れたから横になりたい。

でもホテルなんてどこもいっぱいだろうし、(なんてったって「性なる」クリスマス!)、、、

なんとか終電に飛び乗って都会まで出てしまおうかと思ったけど、そこまでしてしまうと自分の首を絞める気がして、最寄えきのカラオケに入った。

ここなら個室だし、何も食べなくてもいいし、大声で泣いても誰かに電話してもいいだろう。寝落ちしてしまうと窃盗とか強姦の危険性が出てくるから、安心はできないけど。

 

 

そこのカラオケは初めて利用するところだったので、初めに会員登録を済ませた。

話している時に思わず涙がこぼれてしまう。

店員さんは「フラれたのかな〜」くらいに思ってくれてると思う。

深夜にカラオケに一人でくる人なんて何かあるよねそりゃ。

夜中なので料金が高い。

まだ手元に持っていたけど、ここのところ全く使わずに済むようになった、

元夫の口座が引き落としの、私名義の「家族カード」。

家族カード!笑ってしまう。

こいつでここの料金を払ってやろう。

でも、ラストの朝5時までいると8000円以上になると計算して、いくらなんでもちょっとかわいそうか、などと思ったりして、とりあえず朝の3時までにすることにした。

 

 

続く