noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

何も知らないままでいたかった、か?

FANBOXに課金してまでその活動を見ている作家さんがいる。

なんだか優雅そうな暮らしをしていて、海外にも行ったりしていて、絵を生業にしていて、写真の撮り方や載せかたも上手いのでなんだかいいなあと思える。

 

その人はいつもスタバで作業しているというのを見てウッとなった。

スタバ。そのおしゃれで優雅そうな雰囲気は、いろんな人間の犠牲のもとに成り立っている。

それは結構有名な話で、知らずにいるのは無理なんじゃないか・・・?というくらいいろんなところで搾取している話を聞く。

(一例がこの映画でも見ることができる。)

 

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そういうことを知らずに、こうやって絵だけ描いて、おしゃれな生活を送りたかった。

子どもも持たず、何かに特化するくらい技術を磨いたり、好きなだけ働いて好きなだけ稼いだりしたかった。などと時々思ってしまう。

(調べなきゃいいのに、と思いつつ、その人が普段使いしているというブランドのシャツの値段を調べてしまった。)

 

いや、でも、本当にそうか?

 

誰かを傷つけた上で成り立つ富や快適さに安住したままで、本当にそんなんで居たかった?

 

 

違うはずだ。

 

自分はその人みたいにはなれないけど、

おしゃれじゃなくても泥臭くても、

人間性を失わずに生きてさえいければいい。

高価な服を着れなくていい。

 

その代わり、ガザでの虐殺をすぐにやめさせて、パレスチナを真の意味で解放することの一助を担いたい。

そして、他の植民地支配で苦しむ国全てを。

 

 

それができるなら、この先死ぬまで誰かとロマンチックな関係になれなくても構わないし