より良い世界なんかじゃねえ せめてちょっとはマシな世界にしたい
(2020年1月20日にnoteにて公開した記事)
政治のzineをぼちぼち作っていきたいと思ってる。
作りたい作りたいと言っていたけどなかなか、いざ作ろうとなると色々悩んでしまってあまり進められていない。
日米FTA条約が今月の頭に発効されてしまって、ちょっとやりきれない気持ちになっていた。あれだけいろんな人に FAXしたりしたけど結局止められなかったなとかもう何を言っても無駄なのではって気持ちになってしまっていた。
1月1日に発効されたのはステージ1でまだ一部だけど、
4月あたりからはじまるステージ2がヤバイっぽい。どんどん生活に影響が出てくる。なんとしてもステージ1の段階で食い止めたい。落ち込んでる場合じゃない。
政治家の不祥事が表沙汰になって、あーこいつも終わったなと思っても、意味わかんねえ言い訳を始めてその場に居座ろうとする。は?
もっと意味わからんのは、それを見過ごそうとしている人たち。
阪神淡路大震災のときに、どこにも取り上げられなかったけど性被害がたくさんあったという記事を読んだ。長い仮設住宅での生活の中、何かと世話を焼いてくれる親切なおじさんだと思っていたら突然「抱かせろ」と迫ってきたらしい。その話もひどいし、今の今までどこにも取り上げられなかったということがさらにひどい。
インスタの体験漫画で自宅に押しかけてきた不気味な男に強姦されかけたという話を読んでぞっとした。抵抗していたら突然そいつは泣き出して「僕はただあなたに僕の童貞をもらって欲しかっただけなのに」とか言ったらしい。意味わからなすぎる。
より弱いものへあたることでなんとか今を保っている、と感じる。1人2人そういう人がいるな、じゃなくてものすごくこういう人が多いと感じてしまう。社会全体が病んでいる。はっきり言って異常だよ……
自分が被害に遭ったらと考えるのも辛いけど、自分の子どもが被害に遭ったら、と思うと気が狂いそうになる。
大学生の頃、痴漢に遭ったときびっくりして あまりの事に声もなかなか上げられなかった
ああいうときキャーとかなかなか叫べないもんなんだなと思った。
自転車で追い抜きざまに尻を触られただけで済んだのだけどものすごくきもちわるかった。
あの時、私はナチュラルに、
自分が悪かった、と思ったのを覚えている。
夜道、短いワンピース姿で、ピンピールを履いて、ケータイを見ながら歩いていたからだ。
あんな格好してたらそりゃ痴漢さんこちらと言ってるようなもんだった、などと思ったけど、
でも、今はやっとこう思える。
私に許可なく私の臀部を触ったアイツが間違いなく悪い。
たしかに携帯を見たりしなければ気配に気付けたかもしれないとは思ったけど、それでも私が悪いはずはない。
その後自転車に乗って灰色のフードをかぶったパーカーの男を見かけると、そいつか!?と思ったりなどした。
怖かった。押し倒されてもっとひどい事をされた可能性も充分あったなと思った。
怖い思いをした、といえば中学生のときの帰り道のことも思い出す。
そいつは帰り道、3〜5メートルくらいあけてわたしのあとを歩いていた。
はじめは、友人がふざけて付いてきてるのかな?と思い笑顔で振り返った。
そこにいたのは知らない顔だった。
気のせいか…と思い、また歩き始めた。
勘違いだったら申し訳ないな、とおもって、
一旦わざと立ち止まってみた。
するとなんと、そいつも立ち止まった。
そこで確信した。つけられてる。
そこからは猛ダッシュで帰った。
でも今思い出す、もっと許せないことは、
翌日、友人…というか当時よくつるんでいたMという女にその話をしたら、「絶対お前の勘違い」と言われたことである。
勘違い、と言われないためにも一旦止まって確認したりしたのに。
何が言いたいかというと、何かが起こってしまった時に、声をあげた人に対して冷たい人があまりにも多すぎる。
なんなら、このままだと私もその「冷たい側」に行ってしまうかもしれないとさえ思う。自分の子どもが勇気を出してなんか言ってきてくれた時に「大丈夫よ 勘違いだよ」などとひどいことを無神経にも言ってしまうかもしれない。
他人に冷たいのは結局本人に余裕がないから、思いやりがないからだと思う。
ここからはちょっと飛躍しているかもしれないけど・・・
その余裕のなさを作り出してるのは今の病んでる社会なのではって結構本気で思ってる。
頑張っても頑張っても給料は安かったり生活がままならなかったりして、普段は堪えているけどもうズーーーッとしんどい状態が続いていたら、ストレスのはけ口に、自分より弱い存在に手を出してしまうのでは。
病んだ社会に特効薬はなくて 回り道のようだけど結局は一人一人がもっと世の中で起こっていることに対して関心を持って、おかしいことが起こっていたら目一杯怒っていいんだってことを見せていかないといけない。
そのためにも早いところ政治のzineを作って広めていかなきゃということでした。