noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

本の断捨離をすることにした

こんまり氏の片づけメソッドに救われて数年、しかしこんまりメソッドに一つだけ異議あり!だった。

 

「本棚にあってしばらく読まなかった(読めなかった)本は、また読みます!!!!!」

 

一回手放してしまうと入手困難なものもあったりする。

本だけはどうしても彼女のメソッドに従えなかった。

 

しかし毎月買う本をしっかり読めていない、昔買った本ばかりが本棚を占領していることは確かに少し思うところがあった。

 

その結果私はサマリーポケットを使うことに。

 

この結果、本棚に収まるちょうどいい量がわかったし、買った本をちゃんと読んでいける、よい変化が生まれた。

 

しかし、どんどんサマリーポケットに収納するうちに、今度は毎月の支払いがキツくなってしまった。

このまま毎月◯円近いお金を払い続けるのはきつい・・・いや、これはその価値のある本たち・・・・いや、本当に全部が全部そうだろうか・・・?

 

という葛藤を何度も繰り返し、私はついに本の断捨離をすることに決めた。

 

しかし、ブックオフは絶対に利用したくなかった。

 

小中学生の頃好きだったポルノグラフィティ新藤晴一さんが「二束三文で人の作ったもんを売ってそれでハッピーハッピー、じゃねえよ」みたいなことを著書に書かれているのを読んだり、

自分自身がいつかものを書いたり漫画家になりたいという気持ちがあるから、

作った人に利益がいくシステムを壊したくという思いが強かった。

 

(こういうことを言えるのも特権性があることは自覚している。本当に本当にお金がなくて、ブックオフの100円コーナーだけが楽しみだったと言っている人をどうして責めることが出来ようか。

だからこれはあくまで自分の話である。

でもめちゃお金持ちであろう有名俳優が「漫画を買ってはブックオフに売っている」と聞いた時は真顔になってしまった。余裕あるならよお・・・・おま・・・・)

 

なので、S N Sでサマリーポケットに預けている本のデータを公開し、

手放したくないものにはばつ印をつけて、

「ほしい人は送料だけ払ってください、本代はいりません」と言って募集をかけた。

私がずっと読むこともできずwordpress

持っているより、私の好きな人たちが持っている方がいいと思った。

 

そこそこ受け取り先が見つかって、

ものによっては着払いにできないものもあるので(レターパックとか)

「長期的な出費を抑えるために一時的な出費が嵩む」状態になっているのは気づいていたが、資本主義に抗うというのはこのように、時間と手間と金がかかることなのかもな、と思っているので、粛々とやるつもりだ。