noa no atamannaka

フェミニストの読書記録、映画記録、考えていること

これ以上は信念を曲げたくない

(2022/9/8の記事 noteから転載)

かがみよかがみ、というサイトが気になっていて、エッセイを投稿しようかと思ったが、やめることにした。

まず、応募資格に18〜29歳の女性、とある。現在28歳の私はあと1年と少ししか応募資格がない。

 

なぜ年齢制限を設けるのかというのを説明したエッセイ?もあったが、いまいち納得できる内容ではなかった。

(30歳以上の女性の意見を入れることで「若い女性」の意見が埋もれてしまう、みたいなことが書いてあるならまだわからんでもないのだが・・・)

載っているエッセイの見出しも、あんまり好きじゃないというかちょっとフィットしないなあという印象。

ただテーマはなんとなく毎回気になるので書いてみたい気持ちにはなる。

でもその文章を他人にいじられたり(編集の都合で文言を変えることがある、というような説明が書いてあって)、信頼関係のできていない人に、具体的にどういうふうに文章の改変をされるのかわからないままされるのは嫌だなあと・・・。(ちゃんと私に確認があって、「〇〇なのでここをこういうふうに変えたくて。大丈夫ですか?」みたいな同意の確認があるのだろうか)

貧困に近い貧乏なので、お金を少しでも貯めるか、と「掲載されたらアマギフ500円」の文字に釣られて応募しようかと思っていたが、これは500円じゃ割に合わないなあと思ったのでやめる。

 

そこに載っている女性たちのエッセイより、私がインスタでフォローしてる人の文章の方が何倍も、フェミニズムや社会問題について勉強しながら自ら考え、発信していると思った。

見出ししか見る気が起こらなかったからあれなのだが、見出しを見た感じだとそのサイトに載っている文章はあくまで「私が体験したこと」でしかない匂いがした。

私が体験したことで、あれが嫌だったけど、まあなんとか頑張るか、みたいな、堂々巡りの文章。

 

自らの心情を吐露する文章は大事だと思う。ただ、そこに他者(特に先人)からの学びがなく

 

そこで「フェミ」の単語を用いつつ連載を持っている人の文章も読んでみたが、「これは・・・フェミニズムなのか・・・?」と感じたのと、単純に文章があまり好きなじゃないと思った。(アルテイシアさんという人の文章はまじで好きだなとこの時思い出した。あの人の文章はやはり頭一つ飛び抜けて優れている感じがある。

)恋愛リアリティショーが苦手なのだが、その文章を書いている人が「狼くんには騙されない」?の初代プロデューサーだったというのもちょっと不信感が・・・。(未成年の子集めてさ・・・テラハより危険じゃなかろうか・・・どういうケアが実際されているのかわからないが、こういう企画自体が危険を孕んでいると思う。表向きには「こういうケアしますよ!」とか言っといて実際はしないみたいなのが常識のヘルジャパンだしね・・・)

 

 

辻愛子さんの「わきまえない女」のエッセイ募集とか、確かみ惹きつけられるトピックもあるにはあるけど、それよりも今は悪い意味で気になるところの方が多い。

 

幡野氏の件を目の当たりにして、関係者にお金入れたくないと一度はnoteをやめたのに、誰にみられているかわからない、誰にもみてもらえないことも多い個人ブログに耐えかねたのもあってノコノコ出戻ってしまった。

その時点で一度信念を曲げてしまっている。

なかなか綺麗に生きられない。

でもこれ以上は曲げたくない。